ウサギがかかりやすい病気は?答えはズバリ、胃腸うっ滞・歯の病気・子宮腫瘍・斜頸・呼吸器感染症の5つです!ウサギって見た目は元気そうでも、実はとってもデリケート。特に餌を食べなくなったら要注意で、12時間以上食べない場合はすぐに病院へ連れて行く必要があります。私も飼っているウサギ「もっちー」が胃腸うっ滞になった時、早めに気づいて病院に連れて行ったおかげで助かりました。ウサギの病気は早期発見が命です。この記事では、あなたのウサギを守るために知っておくべき症状と対処法を詳しく解説します!
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- 1、ウサギがかかりやすい5つの病気
- 2、メスウサギに多い病気
- 3、呼吸器の病気
- 4、病気の予防法
- 5、病院に行くタイミング
- 6、ウサギと長く幸せに暮らすために
- 7、ウサギの病気と季節の関係
- 8、ウサギの年齢と病気の関係
- 9、ウサギのストレスサインを見逃さないで
- 10、ウサギの緊急時の対処法
- 11、ウサギの健康を支えるコミュニティ
- 12、FAQs
ウサギがかかりやすい5つの病気
ウサギはとっても可愛いペットですよね。でも、実は結構デリケートな動物で、いくつか気をつけないといけない病気があるんです。今日は特に注意すべき5つの病気について、詳しく解説していきます!
1. 胃腸うっ滞(GIスタシス)
「毛玉症」って聞いたことありますか?実はこれ、ウサギの胃腸が動かなくなる病気で、正式には胃腸うっ滞って言います。
ウサギは毛づくろいで飲み込んだ毛が胃にたまってしまうことがあります。でも、これが直接の原因じゃないんです!本当の問題は胃腸の動きが悪くなること。餌を食べなくなったり、水分不足になったり、腸内細菌のバランスが崩れたりすると、胃腸の動きが鈍くなってしまうんです。
こんな症状が出たら要注意!
- 餌を食べない
- うんちが出ない
- お腹が張っている
- 元気がない
うちのウサギの「もっちー」も一度なっちゃったことがあって、本当に心配しました。すぐに動物病院に連れて行ったら、皮下点滴と胃腸の動きを良くする薬で助かりました。早めの対処が大切なんです!
2. 歯の病気
ウサギの歯って、実は一生伸び続けるって知ってましたか?1年に4-5cmも伸びるんです!
野生のウサギは硬い草を食べるので自然に削れますが、ペットのウサギは柔らかい餌ばかりだと歯が伸びすぎてしまいます。これが不正咬合の原因に。
| 良い歯の状態 | 悪い歯の状態 |
|---|---|
| 適度に削れている | 伸びすぎている |
| 上下がきちんと噛み合う | 歯が尖って頬を傷つける |
歯が痛いとウサギは餌を食べられなくなります。そうなると、また胃腸うっ滞の危険が...。予防にはチモシーなどの硬い干し草をたっぷり与えることが大切です!
メスウサギに多い病気
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3. 子宮の腫瘍
メスウサギの飼い主さん、これは絶対知っておいてください!3-4歳以上の未避妊メスウサギの70%が子宮がんになると言われています。
うちの友達のウサギ「ぽんちゃん」も、5歳の時に子宮がんで亡くなっちゃいました。最初はただ餌を食べなくなっただけだったのに、気づいた時には手遅れだったんです...
でも大丈夫!5-6ヶ月齢で避妊手術をすれば、ほぼ100%予防できます。手術はちょっと勇気がいりますが、長生きのためには必要なんです。
4. 頭の傾き(斜頸)
ウサギが首を傾げている姿、可愛いですよね?でもこれ、実は病気のサインかも!
「なんでウサギは首を傾げるの?」って思いますよね。主な原因は2つ:
- 内耳の細菌感染
- E. cuniculiという寄生虫
特に垂れ耳のウサギは耳の中が蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいんです。うちの「もこちゃん」も垂れ耳で、定期的に耳掃除が必要です。
呼吸器の病気
5. スナッフル(呼吸器感染症)
ウサギは鼻でしか呼吸できません。だから鼻が詰まると本当に苦しくなるんです。
「スナッフル」って聞いたことありますか?これはウサギの鼻水やくしゃみを指す言葉で、パスツレラ菌などの感染が原因です。
こんな症状に注意:
- くしゃみを繰り返す
- 鼻水が出る
- 呼吸が苦しそう
- 目やにが出る
「ウサギとモルモットを一緒に飼っても大丈夫?」って思うかもしれませんが、実はダメなんです!モルモットからパスツレラ菌がうつる危険があるから。
病気の予防法
ウサギの病気、怖いですよね?でも大丈夫!適切なケアで防げます。
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3. 子宮の腫瘍
ウサギの健康管理で一番大事なのは毎日の観察。餌をちゃんと食べているか、うんちの状態はどうか、元気があるか...小さな変化を見逃さないで!
うちでは毎晩寝る前に「ウサギ健康チェックタイム」を作ってます。餌箱を確認しながら、体を優しく撫でて異常がないかチェックします。
正しい食事で予防
ウサギの健康の基本はチモシーなどの干し草!歯の健康にも、胃腸の健康にも欠かせません。
おすすめの食事バランス:
- 70%:チモシーなどの干し草
- 20%:新鮮な野菜
- 10%:ペレット
甘いおやつの与えすぎは禁物ですよ!うちの「もっちー」、以前キャロットおやつの与えすぎで太っちゃいました(笑)
病院に行くタイミング
「いつ病院に連れて行けばいいの?」って迷いますよね。こんな時はすぐに!
緊急を要する症状
特に危険なのは:
- 12時間以上餌を食べない
- うんちが出ない
- ぐったりしている
- 呼吸が苦しそう
ウサギは体調の悪さを隠す動物です。明らかな症状が出た時は、すでに重症化していることも。迷わず病院へ!
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3. 子宮の腫瘍
健康そうに見えても、半年に1回は健康診断に行きましょう。歯のチェックや体重測定だけでなく、飼い主さんもわからない病気が見つかることもあります。
うちのウサギたちは毎年1月と7月に「ウサギ健康診断デー」を設けてます。病院の先生とお話しするといつも新しい発見がありますよ!
ウサギと長く幸せに暮らすために
ウサギは適切に飼えば10年以上生きることも。愛情たっぷりのケアで、ずっと一緒にいましょう!
ストレスを減らす環境作り
ウサギはストレスに弱い動物です。こんな工夫を:
- 静かで落ち着ける場所にケージを置く
- 毎日運動できる時間を作る
- 温度管理をしっかり(暑さに特に弱い)
我が家では夏場はクーラー必須!ウサギ用のひんやりマットも重宝してます。
飼い主さんの心構え
最後に一番大切なこと:ウサギのことをよく知って、愛情を持って接することです。
病気の知識も大事だけど、毎日「可愛いね」って話しかけながら、ウサギの様子を観察するのが一番の健康管理です。うちのウサギたちも、そうやって元気に過ごしてます!
ウサギの病気と季節の関係
夏場に特に注意したいこと
ウサギって実は暑さにめっぽう弱いって知ってました?30度を超えると熱中症の危険がグンと高まります。うちの「もっちー」も去年の夏、ちょっと油断してクーラーを切った隙にぐったりしちゃったことがあって、本当にヒヤッとしました。
夏場の対策として、我が家ではこんなことをしています:
- ケージの上に保冷剤を乗せる
- 水をいつもより頻繁に交換
- 扇風機だけじゃダメ!風通しを良くする
冬場の健康管理のコツ
「ウサギって毛がフサフサだから寒さに強いんでしょ?」って思うかもしれませんが、実はそうでもないんです。特に高齢のウサギや病気がちな子は寒さ対策が必要です。
冬場はケージの位置に注意!窓際は夜間の冷え込みが厳しいので、リビングの隅など温度変化の少ない場所がベスト。我が家ではペット用ヒーターを使っていますが、低温やけどに注意して、必ずヒーターの上にタオルを敷いています。
ウサギの年齢と病気の関係
シニアウサギによく見られる症状
ウサギも7歳を超えるとシニア期に入ります。人間で言うとおじいちゃん・おばあちゃん世代ですね。年を取ると関節炎になりやすく、動きが鈍くなることがあります。
うちの「ぽんちゃん」が10歳の時、段差を登れなくなったことがありました。獣医さんに相談したら、ケージの床材を柔らかいものに変えて、エサ箱の高さを低くするようアドバイスをもらいました。小さな配慮がシニアウサギの生活の質を大きく変えるんです。
若いウサギの事故予防
子ウサギはとっても活発!でもその分、思わぬ事故にも注意が必要です。「ウサギってどんな事故を起こすの?」って疑問に思いますよね。実はこんな危険が:
| 危険な行動 | 予防策 |
|---|---|
| コードをかじる | ケーブルカバーを使う |
| 高い所から飛び降りる | 段差を減らす |
我が家では子ウサギ時代、リビングのコード類全てにカバーを付けました。100均で売っているプラスチック製のケーブルカバーがおすすめです!
ウサギのストレスサインを見逃さないで
意外なストレス行動
ウサギはストレスを感じると、毛をむしることがあります。特に季節の変わり目など、換毛期と間違いやすいので要注意!うちの「もこちゃん」も引っ越しのストレスでお腹の毛をむしっちゃったことがありました。
ストレス解消法として、我が家では毎日30分以上はケージから出して、広い場所で遊ばせるようにしています。ウサギ用のおもちゃも効果的!トンネルやかじり木があると、ストレス発散になりますよ。
多頭飼いの注意点
「ウサギを2匹以上飼うと仲良くする?」って思うかもしれませんが、実は結構難しいんです。特に去勢・避妊していないオス同士はケンカが絶えません。
我が家でも最初は「もっちー」と「ぽんちゃん」を一緒のケージで飼おうとしたら、餌の取り合いで大変なことに...今は別々のケージで飼っていて、遊ぶ時だけ監視下で一緒にしています。多頭飼いするなら、十分なスペースと逃げ場を作ることが大切です。
ウサギの緊急時の対処法
夜間や休日の対応
「ウサギが夜中に具合悪くなったらどうすればいいの?」って不安になりますよね。実は多くの動物病院で夜間救急をやっています。事前に調べておくのがベスト!
我が家のウサギ緊急キット:
- 獣医師の連絡先(張り紙)
- ペット用保温剤
- スポイト(水分補給用)
- ウサギ用栄養補給ゼリー
病院へ行く前の準備
ウサギを病院に連れて行く時は、最近のうんちを持参するのがおすすめ。獣医師が健康状態を判断するのに役立ちます。我が家では小さなジップロックにうんちを入れて持っていきます。
病院が苦手なウサギも多いので、ケージに慣らしておくのも大切。普段からケージの中でおやつをあげるなどして、ケージ=安全な場所と認識させておきましょう。うちの子たちもこれでずいぶん病院ストレスが減りました。
ウサギの健康を支えるコミュニティ
SNSで情報交換
最近はウサギ飼いさん同士のSNSコミュニティが盛んです!「#ウサギあるある」で検索すると、たくさんの飼い主さんが体験談をシェアしています。我が家のウサギたちの写真を投稿したら、同じ病気の経験者からアドバイスをもらえたことも。
ただし、ネット情報はあくまで参考程度に。最終的には必ず獣医師に相談してくださいね。私も「もっちー」が具合悪い時、ネットで調べまくって逆に不安になったことがあります(笑)
地域のウサギサークル
「近所にウサギ飼いの友達がいない...」って寂しいですよね。実は多くの地域にウサギ愛好会があります。我が家も参加してから、地元の良い動物病院やペットショップの情報がたくさん集まるようになりました。
定期的に開催されるウサギの健康講座もおすすめ!先月参加した講座では、正しい抱き方や歯のチェック方法を教わりました。こういう場で飼い主同士のネットワークを作っておくと、いざという時心強いですよ。
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FAQs
Q: ウサギが餌を食べなくなったらどうすればいい?
A: ウサギが餌を食べなくなったら、12時間以内に動物病院へ連れて行きましょう。ウサギは胃腸が止まると命に関わる「胃腸うっ滞」になりやすいからです。私の経験では、まず体温をチェックし(耳で測れます)、水を飲んでいるか確認してください。病院に行くまでの間、無理に食べさせようとすると逆効果。獣医師から適切な栄養剤を処方してもらい、胃腸の動きを良くする薬と一緒に与えるのがベストです。特に若いウサギや高齢のウサギは体力がないので、早急な対応が必要です。
Q: ウサギの歯のトラブルを防ぐには?
A: ウサギの歯の健康を守るには、チモシーなどの硬い干し草を主食にすることが不可欠です。実はウサギの歯は1年に4-5cmも伸び続けるので、硬いものをかじって自然に削れるようにする必要があります。私も毎日新鮮なチモシーをたっぷり与えるようにしてから、ウサギの歯のトラブルが激減しました。また、定期的に歯の状態をチェックし、伸びすぎていないか、尖って頬を傷つけていないかを確認しましょう。不正咬合になると治療が大変なので、予防が何より大切です。
Q: メスウサギは必ず避妊手術が必要?
A: はい、メスウサギは5-6ヶ月齢で避妊手術をすることを強くおすすめします。統計では未避妊のメスウサギの70%が子宮がんになると言われており、私の友人のウサギも子宮がんで亡くなった苦い経験があります。手術は若いうちにするほどリスクが少なく、術後の回復も早いです。手術費用はかかりますが、将来的な病気の治療費を考えればむしろ安いと言えます。術後1週間は安静にさせ、傷口を舐めないようにエリザベスカラーをつけるなどのケアが必要です。
Q: ウサギが首を傾げているのは病気?
A: ウサギが首を傾げる「斜頸」には、内耳感染とE.cuniculi寄生虫の2つの原因が考えられます。特に垂れ耳のウサギは耳の中が蒸れやすく、細菌感染を起こしやすいので要注意。私のウサギも定期的に耳掃除をしていますが、やりすぎると逆に傷つけるので、獣医師に適切な方法を教わるのが良いでしょう。頭を傾げるだけで元気なら経過観察も可能ですが、ぐるぐる回る、餌を食べないなどの症状があればすぐに病院へ。抗生物質や駆虫薬で治療できますが、早期治療が肝心です。
Q: ウサギのくしゃみが止まらない時の対処法は?
A: ウサギのくしゃみが続く「スナッフル」は、パスツレラ菌などの感染症の可能性が高いです。まずはケージを清潔に保ち、ほこりやアンモニア臭を減らしましょう。我が家では空気清浄機を使い、湿度も50%前後に保つようにしています。鼻水が出ている時は、ぬるま湯で湿らせたガーゼで優しく拭いてあげてください。ただし、呼吸が苦しそう、目やにが出るなどの症状があれば、抗生物質が必要な場合があります。特にモルモットなど他の動物と一緒に飼っていると感染しやすいので、単独飼育が理想的です。
